新しい年はどこへ行こうか。


新(あら)たまの年を迎えるために 数々の用意をすることをかつては「年用意」と呼びました。
煤掃い、障子貼り、畳替え、床飾り、年の市の買い物、春着のお仕立てetc
年の瀬に新しい物を用意する。その清々しさが旧年と新年との結界となるとか。

来る年も心響く出逢いの場へ運んでもらえますように。


お品詳細

分類

奏星Kaho

  • 価格¥44,000» 買い物かごに入れる
  • サイズS寸(22〜22.5cm)
    M寸(23.0〜23.5cm)
    L寸(24.0〜24.5cm)
  • ご予約期間2017年1月9日〆きり
  • お届けは2017年3月初旬を予定しております。
  • 産地東京

新しい年への色合わせ

クリスマスホリデーが終わる頃、そろそろ新しい春への用意が気になりますね。道を進んでいく上での結界、履物。新しい年も無事過ごし佳き1年を過ごせるように、昔から年の瀬には新しい履物を用意したものでした。
2017年は、丁酉(ひのととり)の年。房が連なったものが熟成して育ち、新しいものが生まれる時。そして水に纏わる年でもあります。吉を運ぶ色は白やシルバー、ゴールド。酉(とり)は果実が十分に熟した完熟状態を意味する語から「ワイン」をイメージしました。浮き立つハイカラさとしっとりとしたアンティークモダン、そんな雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。佳き場、佳き出逢いに運んでくれますように願いを込めて。

コダワリどころ

今回のお草履は「側」を画家 石川桐子さん(ブランド名 meku)に描いていただきました。桐子さんに来年の年の色やキーワードをお伝えしての今回だけの描きおろしです。また素材は布ではなく、2017年のキーワードである「水」を使い、漉き、象られる和紙にこだわりました。
「ビニールコーティング」という一見どこにでもありそうな仕上がりですが、草履の世界ではこれも綺麗に厚みあるコーティングを仕上げられる職人さんが減っています。今回は伸びが少ない紙という素材に果敢に挑戦して頂き、他では見たことがない大変彩り深い仕上がりとなりました。 (関西には、まだまだこういう変わったことをやりたい!というのに応えてくれる職人さんがいることがとても有り難く、頼もしいです。)
側の柄はすべて手描きになりますので、柄の位置や表情は一点一点異なります。流れる水、結ぶリボンのように、柄はどこまでも繋がっていきます。その一部を、お客様だけの一足に仕上げお届け致します。

草履の良さは、靴と違って左右がありません。今回は手描きの1点ものの台、左右が異なります。履く度に左右の台を入れ替えて頂くと、台に偏ったクセが付かず、末永く綺麗に履いて頂けます。履き姿、立ち姿が綺麗に見えるよう踵(かかと)は少し高めの45mmとしました。

鼻緒はふっくらとした足当たりのよい綿入り。ツボ、受け共に白で上品に白足袋になじみます。アンティークの着物からクラス感のある小紋や付下げまで、幅のある受け止め方で遊び心を添えた着物スタイルを楽しんで頂けます。

天は、上品なつや消しエナメルのピンクゴールド。ロゼワインのような軽やかな甘さをイメージ。台は、オトナの女性にもシュッと履いてもらいたい履きやすい舟形。サイズは、S・M・L寸からお選び頂けます。

Giftとして添えている「鼻緒留め」、今回は桐子さんの描いた和紙をくるみボタンに仕立てました。ビニールコーティングに閉じ込められた際立つ元の素材感。手のひらの中の広がる世界も愛でていただけましたら嬉しいです。

画家 石川桐子さんのこと、すこし余談

新しい年、「結ぶ」という言葉も吉を運びます。今回はこの草履を発表している「一欅庵 和の暮らし展」でご一緒する画家石川桐子さんとイメージを重ね合わせ創作しました。
パッと目に飛び込んでくる石川桐子さんの彩りの世界は大胆で鮮やか、でも決して澱まない芯の強さを感じさせます。
実は最後までビニールコーティングが上手くいくか、コーティングしての和紙に描いたものの色加減などの予想が出来ず、仕上がるまでに二転三転しているのですが、出来上がったものを見て最初に思ったのは、「あ!あの絵だ!」と。そう、モエ・エ・シャンドン、ホワイト・スター。アール・ヌーヴォーのミュシャの絵に出てくるような女性にぴったりな雰囲気に仕上がりました。流れるように、たおやかでありながら芯の強い、そして月日を重ねるほどに魅力を増すオトナの着物女子に履いて貰いたい、そんな女性になれるように履いて貰いたい、と思っています。折しも来年2017年は、東京新国立美術館で大規模なミュシャ展(2017年3/8〜6/5)が開催されます。 それを知ったのは、草履が仕上がって手元にやってきた後なのですが、なんだかとても縁(えにし)を感じた今回のお草履です。
→ 石川桐子さんの他の作品はコチラでご覧いただけます。←

お届けは

1月9日〆分でのお届けは3月初旬。新しい春を迎えるおしたくのお包みでお届け致します。色へこめた気持ち、素材への想い、それを丁寧な仕事で応え仕上げた職人の誇りがつまった一箱です。贈り物のお客様へは和紙でのお包みの上から紐をかけ、メッセージもお預かりできます。
(こちらのお品は送料無料です。)

草履の作り手とお披露目会のこと

鳴海 彩詠(なるみ さえ)

着物スタイリスト、着付師、インテリアコーディネーター、保土ヶ谷キャンドルナイトメインリーダー。
茶の湯が盛んな岐阜生まれ。

着物が日常着だった祖母の影響で、美味しい和菓子とお抹茶、着物に魅了されて、着物の着付をベースとし日常に使える和の事を伝える「和の寺子屋*榮堂」を運営。

著書「着物に合わせる洋小物(2010年)」「はじめて着物を着る人のための41のステップ(2013年)」いずれも河出書房新社。

NHK「美の壺」ゆかた(2010年)、華族の邸宅(2012年)では解説、スタイリング、着付で参加。

こちらは2014年春夏冬の草履に添えられた市松リボンの鼻緒留め。この市松リボンは、元々「帯留」から始まりました。「柔らかく、帯に添う、帯締めの結び目のような帯留が欲しい」と思っていたところ、リボン作家・大島智子(おおしまさとこ)さんとのコラボレーションで彼女独自の組み方で両面リバーシブルの「市松リボン帯留」が誕生しました。このアイテム、帯揚げと枕をとめることもでき、とても重宝するのです◎

襲の色目を元に組んだものから始まり、イベントのテーマにあわせた色目と市松リボンの世界は年々拡大し、2010年からはその年の吉を運ぶ色と恵方を呼びこむ色を合わせ、一年の福を呼び足元を固める意味を込めて、その年に合った「市松リボン帯留」と「市松リボン草履」を年に一度発表してきました。2017年はどう変化していくかをどうぞご期待ください。

2014年、この「季節が待ち遠しくなる草履」は3ヶ月に1度開催される展示会「落雁と季節の会」で新作がお披露目となり、実際にお手にとってご覧いただけました。2017年は金土日開催で同じ形で発表できればと予定しております。(春夏:5/26(金)〜28(日)秋冬:11/23(木祝)〜25(土))ご興味惹きましたら是非遊びにいらしてください。(入場無料)

「落雁と季節の会」ではその冠にあるように季節の落雁をオリジナル型で作るワークショップも開催しております。(WSはご予約制)詳細はこちらでお確かめください。2月に開催された 春の動画 ではその和やかな雰囲気が伺えます。

 


  • 商品名季節が待ち遠しくなる草履 ・ 2016冬
  • 販売価格

    47,520円(税3,520円)

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